相談事例

土浦の方より相続税についてのご相談

2019年06月20日

Q:相続税対策に養子縁組が有効であると聞きましたが本当でしょうか。(土浦)

現在、土浦の自宅で妻と二人で生活しております。私達の間には子供がいませんので、養子をとり育ててきました。その際、特別養子縁組の制度を利用しております。つい先日、法定相続人の数が多いほど相続税の節税対策となる話をニュースで見ましたが、本当なのでしょうか?相続税の申告の必要があるかどうかはまだ分かりませんが、不動産の所有が多くある為将来について今から備えておきたいと考えております。(土浦)

A:必ずしも相続税の節税対策となるわけではありません。

民法において、養子は養親の子として法定相続人に含まれるとされています。そして、相続税法においては、法定相続人1人につき600万円が基礎控除額に追加される事になりますので、養子により法定相続人が増えるという事で基礎控除額が増加します。これにより、相続税申告対象となる財産が減少しますので相続税額も下げる事ができます。ご相談者様には特別養子縁組により、実子と同じ扱いとなる養子がいらっしゃいますので、基礎控除額に600万が追加されます。

しかし注意が必要な点として、相続税法においては特別養子縁組により養子は実子ど同等に扱われ、実子がいる場合には養子一人についてのみしか基礎控除額の計算の際に法定相続人には算入する事が出来ません。従って、もしもご相談者様に今度普通養子縁組により養子が増えたとしても法定相続人の数に影響するのは一人までです。

相続税法では、実子がいない場合の法定相続人と算入する事が出来る養子の人数制限の他にも様々な制限や定めがあり、その判断はとても複雑です。現在、養子と相続税申告との関係性についてご心配な点がある方は、相続税を専門とする税理士事務所へと相談とサポートを依頼する事をおすすめいたします。

土浦での相続税申告に関する事でしたら、当相談室にお任せ下さい。生前からの相続税対策についても親身に対応をいたしますので、最後まで安心してお任せ下さい。

営業時間8:30~17:30(土日祝日除く)

  • 事務所へのアクセス
  • 事務所案内

土浦 相続税申告相談室では、お客様のお悩みについて親身にお手伝いさせていただきます。専門家が、安心のサポートを実現いたしますので、茨城・土浦近郊にお住まいの方はお気軽にご相談ください。

  • 採用情報

相談事例Q&A

ご相談事例Q&A形式でご紹介いたします

  • 相続税申告に強い税理士の正しい選び方