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2024.11.04

社長が生前に事業承継を行うメリットとは?

■豊かな人生に「事業承継」と「相続対策」は欠かせない

あなたは、事業の継承をどのように考えていますか?

「大切なのは、お金だけではない」とよく言われます。

もちろん、先立つものがなければ「物」が豊かな暮らしはできません。

でも、お金を優先しすぎるあまり、家族関係がギスギスしている、気の置けない友

人が少ない、葬儀で惜しみながら見送ってくれる人がほとんどいない…。

これではあまりにも寂しく、本当に豊かな人生とは言えません。

お金だけではなく、人にも恵まれた生活を送ることが、「物心ともに豊かな人生」と言

えるのではないでしょうか。

社長にとって、「終活」という観点で大切なイベントがあります。

主に、「事業承継」と「相続対策」です

なかには、「自分が亡くなったときに事業承継をすればいい」と考え、

生前に何も対策を行わない社長もいます。

それはそれで、ご自身の生き方なので、否定されるものではありません。

 

一方で、パートナーやお子様、従業員に多大な苦労をかける可能性も高くなります。

大切な人たちに迷惑をかけないためにも、社長が主導的によりよい形で、事業のバ

トンを渡すことも大切なのではないでしょうか。


■心穏やかな余生を過ごすためにも生前対策をする

事業承継は、単に事業を引き継ぐだけではありません。

売る側も、会社をもっと発展させて、従業員や地域に貢献することを目的に行うものでもあるのです。

そして、生涯現役で社長を続け、亡くなったあと残された人たちが事業承継を行うデメリットもあります。

それは、社長自身が退職したあとの会社がどうなっているのかを、社長本人が見られないことです。

 

もちろん、ある程度の対策を生前にとっていたのなら、不安はそれほど大きくないかもしれません。

でも、とくに事業承継は、数字うんぬんではなく人の感情が大きく影響します。

そのため、実際に動き出さなければ、うまくいくかどうかわからないのではないでしょうか。

 

一方で、生前に事業継承を終えて退任しておけば、何かうまくいかないときには自

分が調整役になることが可能です。

そして、大切な会社がうまくまわり始めるまで、見届けることができます。

これが、生前に退職し、事業承継を行っておくことの大きなメリットでしょう。

同じことは、相続にも言えますよね。

しっかりと形をつくっておけば、「あとは、任せた!」と思えるため、心穏やかな余

生を過ごせるでしょう。

忙しい毎日のなかでも、大切なことを後回しにするのではなく、

思い立ったときにコツコツと準備を始めていきませんか?





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