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2025.7.28

未来の事業継承をイメージしよう

◼️社長としての経験を活かす道はたくさんある

これまでのお話を通じて、

社長の立場を退いたあとのことを考える

きっかけになっている方もいらっしゃることと思います。



さまざまな想いや希望も浮かんできたのではないでしょうか。





もし仮に、わたし自身が税理士事務所を勇退し、

事業のバトンをほかの人に渡すことになったとしても、

完全に引退して悠々自適に過ごそうとは思っていません。




わたしは、個人での仕事を通じて

社会との何らかのつながりを持ち続けたいと考えています。




たとえ税理士事務所の代表でなくても、

税理士であることには変わりありません。




個人で相続対策や税務の相談を受けることができ、

また、事務所とは異なる形で活動の幅を広げることも可能です。




たとえば、わたしのこれまでの経験を活かして、

さらに多くの書籍を出版したり、

講演会を開催したりといった活動をすることもできます。


社長の役割を離れたとしても、仕事を続けることに制限はありません。



むしろ、働き詰めだった日々から解放され、


長期旅行をしながら仕事をするという選択肢も考えられます。



以前から関わりのある会社の顧問や相談役として活動し、


報酬を得ることがあっても、元の会社と利益が衝突しない限り、


とくに問題はありません。





また、町内会やボランティア活動への参加を通して、


地域社会に貢献するのも素晴らしいことですね。



いままでご自身が関係を築いてきた、


さまざまな団体のサポートをすることも大いに意義があります。



これまでの貴重な経験を活かせる方法は、


探せばたくさん見つかるはずです。



◼️後継社長を精神的に支えることも不可欠

あなたも同じような経験をしたことがあるかもしれませんが、

社長という役職につくこと自体が、


あなたを「社長」に成長させたのではありませんか?




誰でも最初から「社長」として生まれてくるわけではありません。


社長という責任ある立場において、


経営計画を立てることや意思決定を行うこと、


金融機関と交渉し、人材を採用し育成する過程で、

社長は本物の「社長」へと成長していきます。



最終的に、社長の気持ちを本当に理解できるのは、


同じ立場を経験した社長だけです。




社長は、ほかの社長との交流を通じて、より磨かれていきます。


次に就任する社長が困ったとき、


社長の立場からアドバイスできるのは、


社長を経験したあなたかもしれません。



同様に、ほかの企業の社長が直面する問題に対しても、


あなたの経験が役立つことでしょう。



長年の社長経験は、あなたの一生の強みとなるのです。




その経験が新たな人生に希望を与える、


大きな一歩になることを願っています。





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