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2025.11.10

自社の全体像をつかむ「業務フロー図」を作成しよう

◼️業務フロー図は、新人教育にも税務調査にも役立つ

新しく社員を迎えたときや、税務調査が入ったときに、

「うちはこういう会社です」とひと目で説明できる資料があると

便利だと思いませんか?


そこでおすすめしたいのが 、「業務フロー図」 の作成です。

図のつくり方はとてもシンプルです。



まず左上に決算月を記入し、もし免税事業者であれば

「免税・不動産業」など事業区分を書き添えます。


中央に自社を置き、上側に収入の発生源、

下側に経費の支払い先を配置すれば基本形が完成します。



例として挙げる図では、収入源として、

マンションの家賃、駐車場代、自動販売機の売上、

定期清掃の収入などが並んでいる状態です。



こうした業務フロー図があると、

新入社員が事業内容をイメージしやすくなり、

曖昧なまま業務に入ってしまう状況を避けることができます。




説明する側にとっても、

図があるだけで負担が少なくなりますし、

聞く側も初日から会社の全体像を理解しやすくなるのです。



◼️税務調査時の説明資料にも使える

税務調査でも、業務フロー図は大いに役立ちます。

調査の最初に必ず尋ねられる

「どのような事業をされていますか」

という質問に対して、図を見せれば

すぐ理解してもらえるからです。



売上と支出の流れを一枚にまとめた業務フロー図は、

新人教育にも、税務署への説明にも、

担当者の引き継ぎ資料にも活用できます。



実際にわたし自身も、新規のクライアントを担当するときには、

まず業務フロー図を作って会社の姿を把握するようにしています。



設立まもない会社であれば

取引も少ないため簡潔にまとめられますが、

取引先が増えてきたらカテゴリー分けをして

複数枚にする方法もよいでしょう。




◼️工夫しながら自社に合った業務フローをつくろう



業務フロー図は、工夫次第でさらに使い勝手がよくなります。


たとえば、取引先ごとの 決済手段(銀行振込、PayPal など)

を書き添える方法です。



決済方法が明確になれば、入金チェックが楽になりますし、

支払いについても、決済手段を記載しておけば

漏れの防止につながります。



【メッセージ】

会社は利益を生み出すことが目的です。

そのためにも、「どこから売上が入り、どこへ支出しているのか」

を棚卸ししておくと、

社長自身が経営計画を立てやすくなります。


自社の実情に合わせて工夫しながら、

最適な業務フロー図をつくってみてくださいね。






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