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2025.9.29

会社の信用を守るために印鑑を管理しよう

◼️印鑑の種類を理解して使い分ける

会社の信用を守るカギは、印鑑の管理にあります。

その第一歩は、印鑑の種類と役割を正しく理解することです。

法人用の印鑑には、いくつかの種類があります。

それぞれに法的な効力の違いはありませんが、


紛失時のリスクを減らすためにも、

代表印(実印)・銀行届出印・会社角印の

3種類はそろえておくと安心です.




これらは、会社設立の登記手続きと同時に

まとめて作成しておくのが効率的です。


さらに、図のような「印鑑管理表」を用意して、




どの印鑑をどんな場面で使うかを明確にしておくと、

トラブルを防ぎやすくなります。





法人で使用する印鑑には、主に次の3種類があります。


・代表印(実印)

法人登記の際に法務局へ届け出る印鑑です。


税務申告書や決算書、重要な契約書など、会社の大切な書類に押印します。


・銀行届出印


法人名義の銀行口座を開設する際、金融機関に届け出る印鑑です。


リース契約や融資契約など、金融取引に関わる書類で用いられます。



・会社角印

請求書や見積書など、社外に発行する文書に使う認印です。

社内外を問わず利用する場面が多いため、

紛失や盗難を防ぐために厳重な管理が必要です。


かつては、ほとんどの書類に印鑑が必要でした。

そのため多くの印鑑を使い分ける必要がありましたが、

近年は押印不要の文書も増えてきました。

それでも、印鑑が求められるケースは依然として残っています。


ですから、「この書類にはこの印鑑」と

あらかじめルールを決めておくことが大切だ、

と研修や講座ではよくお伝えしています。


◼️正しい印鑑の扱いを学んで徹底する

経営者の皆様が個人事業主の時期には、

個人名義の印鑑を使うのが一般的です。

でも、法人化すると会社名義の印鑑が必要となるため、

その種類と用途を理解しておくことが欠かせません。


なかには、法人化後も慣れで

個人の認印を使い続けているケースがありますが、

更新のタイミングで会社の印鑑へ切り替え、

あわせて適切な印鑑管理を行うことが望まれます。



印鑑の扱いは小さなことのように見えても、

会社の信用に直結する重要なポイントです。



また、人事・総務ご担当者様が新人を指導する際には、

お伝えした内容を参考にして、

会社の印鑑の重要性や種類ごとの

使い分けを指導してあげてくださいね。



早い段階で正しい知識を身につけてもらうことで、

業務の正確性が高まり、後のトラブル防止にもつながります。

正しい印鑑管理を徹底することで、

会社の未来をより安心なものにしていくことができますよ。




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