◼️必要書類は漏れなく、スムーズに提出してもらう
前回と前々回のブログで、
社員の入社時に必要な書類についてお伝えしました。
今回は、そのほかにも不可欠な書類をご紹介します。
① 扶養控除等(異動)申告書
「毎年1月に提出を求められるけれど、内容はよくわからない」
という声も多い「扶養控除等(異動)申告書」。
じつは、お給料から差し引かれる源泉徴収額を
正しく計算するために、欠かせない書類です。
とくに高校生〜大学生など、
教育費のかかるお子様がいる場合には、
毎月の源泉徴収額が軽減されることがあります。
この申告書は、
1月のお給料を受け取る前日までに提出してもらわなければ、
源泉徴収額が大きく増えてしまうことがあります。
さらに提出されない状態が続くと、年末調整ができず、
翌年に本人が確定申告を行わなければならなくなる可能性もあります。
「扶養控除等(異動)申告書」は、
扶養親族がいない社員も含め、
全員から提出してもらう書類です。
記入項目が少なくても、氏名や住所など
必要事項を記入して提出してもらうようにしましょう。

② 年金手帳および年金証書
厚生年金の加入手続きをする際には、
年金手帳または年金証書の提示が必要になります。
これは、加入手続きに欠かせない
「基礎年金番号」を確認するためです。
③ 雇用保険被保険者証
中途採用の社員については、
前職からの雇用保険の引き継ぎ手続きのため、
入社時に「雇用保険被保険者証」を提出してもらいます。
確認したいのは、記載されている被保険者番号です。
コピーの提出でも問題はありませんが、
可能であれば原本を預かるようにすると確実です。
【メッセージ】
新しい社員を迎えた際に行う主な手続きは、
①社会保険の加入
②雇用保険の加入
③個人住民税の手続き
の3つになります。
これらをスムーズに進めるためにも、
必要な書類は漏れなく、
できるだけ早めに提出してもらうことが大切です。
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